本記事では過去に残業月100時間~200時間&サビ残強要&モラハラのブラック企業を辞めた僕が、ブラック企業の辞め方や転職のコツについて解説しています。
【ブラック企業に勤めていて辞めたいけど辞めにくいし先が不安な人や、辞め方もよくわからない】という方は是非お読みください。単にブラック企業を辞めて転職して人生良くなった人の事例が読みたいという人にとっても有益な記事になるはずです。
この記事によって、ブラック企業を辞めてより良い人生を送るきっかけになってもられば幸いです。
■この記事を読むメリット
- ブラック企業の洗脳が解けて心が軽くなって人生に希望が増す
- ブラック企業の辞め方や転職の具体的な方法やコツがわかるから辞めやすくなる
■本記事の内容
- ブラック企業の特徴
- ブラック企業を辞めた僕の変化
- 退職と転職の方法
これらを包括的に解説していきます。
ブラック企業の社畜を辞めたら人生良くなったので、辞め方や転職のコツを解説
この記事は【ブラック企業に勤めていて辞めたいけど辞めにくいし先が不安な人や、辞め方もよくわからない】という方のために書いています。つまり【ブラック企業をなかなか辞められない方】のための記事です。そんな方に僕がお伝えしたいのは、結論になりますが、ブラック企業を辞めることは、社会にとってもあなたにとっても有益でWin-Winなのでさっさと辞めましょう、ということです。
この記事には、ブラック企業を辞めあぐねている方にお伝えしたいことが様々あります。
皆さんは、日本で一年に何人の方が退職しているかご存知でしょうか。答えは700万人です。だからあなたが会社を辞めることは普通のことです。そしてこの日本には約170万の会社があります。だからあなたの今いる会社がベストな環境なわけありませんし、あなたを必要としている会社はたくさんあります。その中にはいわゆるブラック企業も含まれますが、辞めない人がいるからブラック企業は営業を続けられるのです。
ブラック企業から従業員がいなくなれば、そのブラック企業は営業ができません。日本から1社でもブラック企業を減らすために、あなたはブラック企業を辞める必要があるのです。ブラック企業を辞めることはあなたのためになるだけではなく、社会貢献でもあるのです。ブラック企業を辞めて、あなたの幸福度を上げることが、社会の幸福度を上げることに貢献します。
ブラック企業にいると再起不能になってしまうこともあります。国としては、人材を食いつぶすブラック企業は悪なのです。かつては僕もブラック企業に勤めており、壊されそうになった時もありましたが、辞めて今は割と幸せになりました。下記ではブラック企業の特徴から、辞めた僕の変化を書いていきます。
あなたも僕と同じように、ブラック企業を辞めて実生活・精神的もしくは経済的な余裕を手に入れて下さい。
ブラック企業の特徴
まずは一般的なブラック企業の特徴を紹介します。さらに僕がいたブラック企業と全体的にホワイト企業だけど一部の現場がブラックな場合の紹介。それでも自分の職場がブラックかわからない場合の判断基準。これらを順に解説していきます。
一般的なブラック企業の特徴
- 長時間労働
- 低賃金、残業代がでない
- 有給がでない
- 離職率が高い
- パワハラやセクハラ
- 効率よりも根性論
- 休日が少ない
- 悪い意味で公私混同
- 雇用契約が不当
一般的なブラック企業の特徴はこのような感じです。皆さんの会社は大丈夫でしょうか。
僕がいたブラック企業の特徴
ここからは僕がいたブラック企業の特徴です。
- 夏以外は残業月に100時間程度(170時間から200時間くらいしている人もいた)
- 残業代は出るが基本給が低い(会長自ら、残業代は出すからたくさん働け、俺が若い頃は残業200時間して倒れるのが普通だったと発言)
- 有給なにそれ
- 離職率が高い
- パワハラがある(社長や役員が従業員を長時間ネチネチ人格攻撃)
- 極端な根性論はないが効率もない
- 休日が少ない(日曜だけorゼロ)
- 公私混同はない
- 雇用契約は不当ではなかったと思う(覚えてない)
他にも僕や他の従業員は、会長の知り合いの外注のおっさんに暴言を吐かれていたのに放置されていました。僕が辞める直前は、【仕事が終わっていなかったからサービス残業でもしないといけない】と言われ、決定的な辞めるきっかけとなりました。普通に仕事が終わっていなかったわけではないんですけどね。
全体的にホワイト企業だけど一部の現場がブラックな場合もある
全体的にホワイト企業のはずなのに、一部の現場がブラックな場合もありますよね。だからこそ判断が難しいわけです。全体的にホワイト企業だけど現場がブラックな場合は、シンプルに言うと【ヤバい上司がいる場合】がほとんどです。システムや賃金などはいいのに、そいつがいるだけで職場が異様に働きにくい。そんな現場は珍しくはありません。
そしてそういうクソ上司ほどさらに上の立場の人間には本性を見せないのです。だからこそ上は現状を知らず、クソ上司が放置されている場合もあります。そういう場合はパワハラの記録を残しておいて、さらに上の立場の人に報告するのがいいでしょう。主に後輩を味方に付けておくとあなたにパワハラしにくくなるので、多数の後輩から信頼を得ておくのも良いでしょう。
あなたの場合はどうでしょうか。
それでも自分の職場がブラック企業かわからない場合の判断基準
ブラックな職場の特徴を列記しましたが、それでも自分の身になるとなかなかわかりにくいものです。
理由を列記します。
- 「これくらい普通のこと」
- 「自分がいる職場がブラックだなんて思いたくない」
- 「自分の努力が足りないだけかも」
こういった気持ちが、判断の妨げになっているのかもしれません。しかし、決定的な判断基準はあります。それはとてもシンプルで、あなたが【仕事に行くのが嫌だなぁ】【毎日元気がでないなぁ】と思っていたら、それが退職の合図です。「家電製品は買いたい時が買い替え時」という言葉がありますが、それと同じです。
マジで仕事に行きたくなさ過ぎて毎日辛い、と思っていたらそれが辞める合図です。確かに誰でも「今日は仕事行きたくねえな」と思う事はあります。しかしその理由が職場にあるのか、自分の体調や気分的なものなのかでは大きく違います。職場の仕事内容や人間関係で行きたくないと思うのであれば、辞めるのに十分な理由です。
ブラック企業を辞めた僕の変化
ここからはブラック企業を辞めた僕の変化を紹介します。
【ブラック企業にいた頃】
- イライラしている
- なんだか体調が悪い
- 疲労で思考力が鈍い
- 休みの日も元気がでない
- 基本的に脱力感がすごい
- 先輩や上司も激務なので将来に絶望
- 仕事のストレスで飲酒や浪費が多くなる
- 基本的に毎日仕事に行きたくなさすぎて辛い
これは僕だけじゃなくて同僚や先輩もこんな感じでした。僕はまだマシな方で、精神を病んだり胃をやられたりして通院している人もいました。自分で一生懸命働いたお金で病院に行くというアホな循環です。ブラック企業に勤めていると、クソつまらなくてキツイ人生なので、心の安定を取り戻そうという心理が働いて、余計に余暇に金かけちゃうんですよ。ブラック企業に勤めると金がかかる。アホの極みです。
【ブラック企業を辞めた直後】
- 元気になる
- 自然と笑える
- すごく気が楽になった
- これからの将来が楽しみ
- やりたいことが色々出てくる
- 異性と出会おうと思うための時間的余裕も出た
マジで元気になったので、親や友達も喜んでくれました。
【ブラック企業を辞めて数年後の今】
- 心身ともに余裕がある
- 本を読む時間と体力がある
- 成長を感じて充実している
- ストレスがないので浪費する必要がない
- ブログ、株、筋トレなどやりたいことをやれている
シンプルにいうと以前より余裕があって充実しているということです。仕事がキツければなかなか休みの日にブログ書いたり筋トレしようなんて思えません。ブラック企業に勤めていると、趣味やスキルアップに集中する気持ちもなかなか芽生えないですよね。だからこそあのまま辞めていなかったらと思うとゾッとしますし、心底辞めて良かったと思っています。
ブラック企業を辞めにくい理由
ここからはブラック企業を辞めにくい理由あるあるを紹介します。
- 次が不安
- 周りは良い人だから
- 辞めると言い出すのが怖い
- しなくちゃいけない仕事があるから
ひとつひとつ解説していきます。
次が不安
今のブラック企業を辞めたって、次の転職先が不安なせいで辞められない人もいます。しかし先にも言いましたが、日本には約170万社あり、人が足りている業界なんてありません。あなたを必要な会社は必ずあります。今の会社がベストなんてことはありえません。
僕は転職をする度に環境が良くなりました。しかしそれは珍しい事ではありません。先が不安なのはわかりますが、それはまず今のクソな環境におさらばしてから気にしてもいいじゃないですか。
周りは良い人だから
ブラック企業やブラックな職場って、高圧的な上司がいて他は気の優しい人が多いというのも、1つの典型例なのです。
なぜならもし高圧的な上司以外の人も気が強くて歯むかえるなら、そういう人はすぐ辞めるからです。優しくて責任感があって気の弱い人たち、つまりコントロールされやすい人が残ってしまうのです。だから自分が辞めたらその人たちの負担になると思い、辞められないパターンもあるのです。でも言い方悪いけど他人は他人なので、気にしてもしょうがありません。
ブラック企業にいる優しい同僚は、別にあなたを幸せにはしてくれませんし、あなたがブラック企業に残ったからって、同僚を幸せにしてあげることはできないのです。同僚がブラック企業に居続けるのもあなたがブラック企業を辞めるのもそれぞれの自由なので、気にしてもしょうがないです。ちなみに僕は転職するとき同僚のことを気にしたことなんて1ミリもありませんでした。
辞めると言い出すのが怖い
これはシンプルにモラハラ・パワハラ上司が怖いパターンです。その他にも同僚に疎まれるのを恐れることもあります。もし辞めるなんて言い出したら、白い目で見られると思うと、なかなか辞めるのを躊躇してしまうみたいです。
実際に、「裏切り者」なんてお門違いのことを言われた人もいるみたいです。でも上司なんてプライベートではただのおっさんやおばはんというかつまりただの人間じゃないですか。なんも怖くないんですよ。もし上司がライオンとかゴリラとかだったら怖いですけどね、そんなことないじゃないですか。
こんなこと言うと脳筋かもしれないですが、人も動物なので、身体的に強そうな奴にはあまり強気で当たってきません。なぜなら人間も本能的に「こいつに殴られたらやばいな」とか思うからです。僕は筋トレしてお客さんから舐められることがなくなりましたので、それと同じです。筋トレもいいですけど、格闘技を始めても良いかもです。上司がウザいなら、筋トレや格闘技を始めてみるのもありです。
しなくちゃいけない仕事があるから
僕が以前いたブラック企業の上司がこの典型例でした。その人は仕事中に「辞めたい」とこぼすにも関わらず、仕事がどんどん来るから辞められないと言っていました。責任感があるのは良いですが、これでは完全に社畜だと思いましたね。
仕事がこようが引継ぎをして辞めれば良いのです。体を壊してしまったら仕事どころではありませんよ。しなくちゃいけない仕事があるからという理由でずっと辞めなければ、辞める選択肢はあなたが壊れるか会社が壊れるかしかありません。どちらも壊れなければ永遠に辞められませんよ。そんな馬鹿なことないでしょう。会社はぶっ壊れてもどうにかなりますけど、あなたがぶっ壊れてからでは遅いです。
さっさと辞めましょう。
ブラック企業側があなたに辞めさせないための戦略
ブラック企業は無能で経営管理能力がないので、気合と根性の長時間労働でなんとか業績を上げようとします。そのためには言うことを聞いて労働しまくる兵隊(社畜)が必要なのです。よってブラック企業はそんな兵隊を作るためにあらゆる手を使ってあなたを会社に帰属させようとします。
以下では主なその手法を解説します。
- 長時間労働で思考力を奪う
- 勤務時間外でも平気で電話してくる
- ここを辞めて転職しても使えないと言う
解説していきましょう。
長時間労働で思考力を奪う
これはカルト宗教が行う洗脳方法と同じなんですが、長時間労働で疲弊し思考力を奪われると論理的に物事を考えられなくなり、客観的な視点も薄れてしまいます。そして判断力が薄れ、だんだんと支配者に従順になり、仕事のことばかり考えるようになってしまいます。これは大袈裟なことではありません。
アホなことですが、長時間残業がまかり通っている職場では、「俺は〇〇時間残業したんだぞ」など残業自慢をする人が出てきたりもします。長時間労働が横行する会社では、残業自慢をする人が少なからずいます。僕が以前いた会社もそうでした。
無理な仕事量でも次々に大量の仕事を振ってこられてそれでも体を壊しながらも仕事するようなドМをブラック企業は作りたいのです。効率なんかまったく考えられていません。
勤務時間外でも平気で電話してくる
先に挙げた長時間労働と内容が重複するかもしれませんが、これも洗脳行為の一種です。勤務時間外でも休んでいようと普通に仕事の電話をしてきて、頭の中を仕事で埋めようとしてきます。トラブルがらみで緊急を要する件であればまだわからないでもないですが、パワハラ上司の場合は普通に嫌がらせ・迷惑行為です。こうやってブラック企業はあなたを従順な社畜にしようとしてきます。
ここを辞めて転職しても使えないと言う
パワハラ上司の中には「ここでダメなんだから、お前なんかどこ行っても使えない」とか言うクソがいるかもしれませんが、適当に言っているだけなので気にしなくて良いです。録音でもしつつ、転職先のことや晩飯のことでも考えましょう。その上司はあなたが未来に勤めるであろう転職先の環境も知りませんし、転職先で働く未来のあなたを見たわけではないので、ただの嘘で上司の憶測にすぎません。ただマウント取りたいがために言っているだけなので、気にしないで良いです。
あなたの可能性を他人に制限させてはダメです。ちなみに「お前の代わりはいくらでもいる」というクソ上司もいますが、それはその上司どころか首相にさえ当てはまることなので、録音とかしながら、「それはお前もだろうが」と思いつつ気にしなくてOKです。誰かの代わりに誰かがすぐなれるから、社会が回るんですよ。
ブラック企業を辞める本音と建て前
なかなかすぐにブラック企業がなくならない理由って、これなんですよね。普通みんな会社を辞める時、本当のことを言わないじゃないですか。大抵会社を辞める時って皆さん建前を使いますよね。
【親が病気なので地元に帰る】とか、他にも様々ありますが要は家庭の事情でやむを得ず辞める感じにすることが多いみたいです。
しかし本当は
- 上司や同僚が嫌(一番多い辞める理由)
- 激務
- 薄給
など、シンプルに職場環境が悪い場合がほとんどです。しかしそんなこと正直に言う人は希です。だからなかなかすぐにブラック企業がなくなることはありません。どうせ辞めるし言っても無駄かな、どうでも良いかな、と思うからこそ、正直に言う人が少ないのです。でも個人的にも別に辞める理由を正直に言わなくて良いかなと思います。
遅かれ早かれブラック企業は人材不足になり、効率が悪いので業績も悪化するので後々自然と淘汰されるからです。サイレントクレーマーの挙動と同じです。
僕がブラック企業を辞めた理由(相手側には特に伝えてない)
僕がブラック企業を辞めた理由はシンプルです。
- 社長がネチネチ系でパワハラ気質
- 激務&長時間拘束
- 会長と役員と外注のおっさんが基本暴言のサイコパス
- 優しい上司の口癖が「辞めたい」だった
- サービス残業しろと言われた
僕はブラック企業を辞めるとき、「会長の知り合いの外注のおっさんから暴言を吐かれているし、みんなも陰口めっちゃ言われてるぞ」と言いましたが、特に改善されませんでした。
みんな外注のおっさんの口の悪さは知っていたようです。僕は自分が暴言を吐かれていた以外にも、先輩たちに対する悪口もかなりききました。僕の優しい先輩に対しても「あいつは人間のクズ」とか、平気で言うサイコ野郎でした。外注のおっさんと言えど会長の知り合いだったので、皆なにも言えず放置されていたようです。
長時間労働も辞める大きな理由残業100時間なんてやってられないと常々思っていました。しかし別にそれは言いませんでした。体壊しながらでも残業代を稼ぎたい先輩もいたので。アホやなと思いましたけどね。まぁ辞めるからどうでもよかったし。
とまぁこんな風に、辞めると決めたらあとはおさらばするだけなので、特に辞める本当の理由を言わないんですよね。
ブラック企業の辞め方(会社の辞め方)
会社の辞め方なんて簡単なんですけど、僕の事例を含めながら改めておさらいです。
- 会社の一般的な辞め方
- 退職代行のメリット・デメリット・注意点
- 僕がブラック企業を辞めた方法
では解説します。
会社の一般的な辞め方
民法では労働者が申告すれば2週間で退職できます。口頭で上司に伝えても良いですが、退職届を出すのが確実です。会社にもよりますが、だいたいの会社は申告から退職まで1か月を要するなどと書いていることがありますが、こういった就業規則は会社独自のルールでいわばただの会社からのお願いなので、民法の方が優先されます。
ちなみに下記するのは退職する際にブラック企業から言われがちなこと&トラブルですが、
- 退職させない
- 有給はやらないと言われる
- 損害賠償請求すると言われる
- いついつまではいてもらう
- 退職金制度があって条件を満たしているのに退職金をやらない
こういった会社側の主張は無効なので恐るるに足らずです。退職させないとか損害賠償請求するなんてことを言われたら目の前で労基に電話すればいいんですが、それができない人も多いですよね。そういう方のためのサービスもありますので、次に紹介します。
退職代行(メリット、デメリット、注意点)
僕はある種明確なきっかけがありましたし、自分から辞めるきっかけを作ったのですんなり言い出せましたが、自分から退職を言い出せない方がたくさんいらっしゃることもわかります。だからこそこの記事を書いたのです。
円満退職したいのであれば、通常の退職の場合は就業規則を守るのが良いのですが、ブラック企業に勤めていてそんなに待てない人もいますよね。内容証明郵便で退職届を送れば言った言わないの争いなく退職はできますが、それでも退職金や有給の消化など様々な会社との交渉は必要です。
もうそれすらも自分でやるのは嫌だ、すぐさま退職して交渉も自分ではしたくない、もう会社に関わりたくないという方には、弁護士が運営している退職代行が有効です。なぜ弁護士が運営している退職代行が良いのかというと、単に弁護士じゃないと会社との交渉ができないからですね。弁護士が運営している優良な退職代行はたくさんあるので、問い合わせてみるといいかもです。
弁護士が運営している退職代行を使うメリットとしては、先にも書きましたが【ブラック企業と一切関わらなくていい】ということ。デメリットとしては【3万円から5万円程度の料金がかかる】ということくらいですかね。
デメリットとは書きましたが、しかしお金を払っても良いから退職したいというのであれば、3万円から5万円というのは、僕はかなり安いものだと思います。そもそもブラック企業に勤めている時点で心身ともに食いつぶされ、医療費・ストレス解消のための経費など余計な出費がかかる方もいるでしょうし、ブラック企業を抜け出すことによって、さらなる報酬アップ・スキルアップ・楽しい人生・命が保証される可能性が上がるので、3万円から5万円程度の費用なら、タダみたいなものというか、お釣りがくるくらいだと思います。
3万円から5万円で地獄から抜け出せて、もう恫喝クソ上司と関わらなくて良いのであれば、めちゃめちゃ良いと思います。ただ退職代行を使うとしても、注意点としては、【辞める前に徐々に私物はなくしておきましょう】ということと、【もし引き継ぎが必要な業務ならメモ書きくらいは残しておきましょう】というくらいですかね。それすら嫌ならしないで別にいいんですけどね。
ちなみに退職代行を使って退職したことは転職先にはバレないので、気にする必要はないです。
僕がブラック企業を辞めた方法
辞めることを告げた瞬間というのはとてもあっけなかったです。先の書いたように、「サービス残業しろ」と言われたので、「じゃあ辞めます」と伝えました。残業しないならパートになれとかなんとか言われましたが、もうこのクソ環境に残るメリットなどなかったので、辞めることを即決しました。
辞めると伝えてから2回から3回くらい出勤したと思いますが(出勤と言ってもオフィス内の業務ではありませんでした)、それからは有給休暇を消化して退職しました。上司はいい人だったので、残念だと言っていましたが、特に未練はありませんでした。結局、1年いましたが本当に生産性のないつまらない時期でした。
ブラック企業を辞める時の注意点(貯金しとこう)
【3か月くらい生きていけるくらいには貯金しておこう】
自己理由の退職なら失業保険をもらえるまで3か月くらいはかかるので、それまで転職できない時の場合その間の収入がないので、3か月くらいは生きていけるだけの貯金はしておいた方が良いですね。
退職する際には先に転職先を探しておくパターンが多いかもしれませんが、それよりいいから早く退職したいということであれば、退職→転職活動→転職というルートをたどるので、転職活動期間も食っていけるように貯金しておきましょう。ブラック企業で傷ついた心を癒したり、時間をかけて転職するのも良いですが、ただ僕個人としてはダラダラと転職活動するよりも、一時ちゃんと休んだとしても、転職活動するとなったらスピーディーにやっちゃうのが良いと思いますね。というのもあまりダラダラ続けてると働きたくなくなってニート化しちゃう可能性が出てくるからですね。
転職先の面接で話したこと
転職先で前の会社の退職理由を聞かれることは減ってきているみたいですが、それでも聞かれることはあると思います。そういう時は、やりたいことが変わったとか言って、その理由を転職先の業務と関連づけて言えば良いと思います。そういうのは面接本とか転職本とかの気になる部分を2冊ずつくらい目を通しておけばOKです。
僕の場合は正直に「残業時間が100時間あって、200時間する人もいて無理でした」といいました。
僕の場合は会社だけではなく業界・業種・職種をかえたので、面接してくれた際にはかなり共感してくれました。あとは【以前からこの仕事には興味があった】とか、あとは長所と短所を聞かれたので【長所と短所は表裏一体で、集中すると視野が狭くなることがありますが、これと決めたらとことん極めることが好きなので、視野が狭くならないように注意しつつ、業務を極めたい】とか適当に言っていたと思います。特に問題なく転職できました。
それから仕事がボチボチできるようになってきてから1年くらいして被災したので、その職場も退職を決めましたが、次の転職先では同じような仕事に転職したので、面接では単純に【被災して県外に逃げてました】と言って、あとは震災大変でしたねーみたいな話しただけでした。転職先としては同じく震災で退職者が出ていて、経験者の僕みたいな人間はめっちゃほしかったみたいなので、その場で採用が決まりました。
退職することは特別なことじゃない
これ大事なことで何回も言いますが、今の時代転職することは何も不思議なことじゃないので、退職することも普通です。理由は様々ですが、この国では1年に700万人もの人が退職しますし、170万もの会社があります。だからあなたが退職するのは何もおかしなことではありませんし、今いる会社よりも他にもっと良い会社あるのも普通のことなのです。
転職の際に気を付けること(またブラック企業に入らないために)
いまのブラック企業を辞めたとしても、またブラック企業に入ってしまっては意味がありません。
転職の際に気を付けることを書いていきます。
- 転職先のWebサイトだけで判断しない
- 転職サイトや転職エージェントの仕組みを理解した上で使う
解説していきます。
転職先のWebサイトだけで判断しない
書面やサイトだけではわからないので、客として職場に行ってみるのもありかなと思います。僕の場合も思いっきり客として数社見に行きました。
そして従業員の雰囲気など見ていくと良いと思います。職場に行くのが無理そうなら、問い合わせてみて、できそうなら職場体験してみるのもありです。見に行かないとわからないことは絶対にありますからね。
転職サイトや転職エージェントの仕組みを理解した上で使う
一般的に転職サイトを利用する際は複数のサイトに登録するのが良いです。というのもそれは紹介してもらえる企業を増やす目的もありますし、エージェントとしては他の転職サイトも参考にしていると言われると頑張らざるを得ないからです。
ただし注意点があります。それは転職サイトや転職エージェントの仕組みを理解した上で使うということです。転職サイトや転職エージェントは、あなたを企業に斡旋すると企業から仲介手数料がもらえます。だから転職サイトや転職エージェントはあなたを内定がもらいやすい業界・企業を紹介しようとします。内定がもらいやすいということは、【いつも人手不足のブラック体質】である可能性があります。
よって、転職サイトや転職エージェントを使う場合は、勧められる通りに従うのではなく、予め【こんな業界に入りたい・こんな仕事がしたい】と決めておくべきです。そこがないとブレちゃうので、結果的にまたブラックな業界に入ってしまいかねません。だから転職サイトや転職エージェントを使う際には、予めやりたいことを決めておきましょう。やりたいことがない場合は、アルバイトで色んな業界に触れてみたりするのも良いですし、ネットや本や知人などから情報収集すると良いです。
以下は優良と言われる転職サービスです。
【おすすめの転職サービス】
一応注意点を書きましたが、気を付けて流されなければ便利なものです。ちなみに僕も転職先はネットで探して、収入・余暇・人間関係・働き甲斐、全てにおいて改善したので、全然ネットで就職先を探すのもありかなと思います。
業界を変えてみるのもあり
僕も恐れたことなのですが、一度ブラック企業に入ってしまうと、もうその業界でやっていきたくなくなります。未経験の業界に新しく入るのは勇気がいりますし、そもそも雇ってもらえないこともあります。そんな場合は、一度労働から離れてスクールに通うのも全然ありかなと思います。個人的にはWeb・IT・AI関係が良いかなと思います。
今後需要が減っていく業界が多い中、確実に伸びていく分野ですし、手に職を付けられるのでくいっぱぐれがありません。これらの業界ではそもそもリモートワークができる会社も多いので、ブラックな上司に気を使う必要がないですしね。
【おすすめのスクール】
スクールはそれぞれお金はかかりますが、技術者は年収が高いですし、僕が書いている個人ブログなどにも生かせて副業でも稼げるので、結局スクールに通ったお金はペイできるどころかむしろ得かなと思います。
【結論】ブラック企業なんてさっさと辞めましょう
結論はかなりあっさりしてますが、ブラック企業なんてさっさと辞めましょう、ということです。ブラック企業を辞めることは、あなたにとっても社会にとっても良いことですしね。会社なんて簡単に辞められるし、良い転職先を見つける方法もあるし、僕みたいに業界かえても大丈夫なので、何も心配いりません。ブラック企業に勤めているのは何より時間の無駄です。
タイムイズマネー(時は金なり)と言いますが、時はお金より大事です。時間は寿命です。あなたの時間はあなたの命そのものです。あなたの貴重な貴重な命・人生を無駄遣いしているなら、さっさとブラック企業を辞めましょう。
この記事を読んであなたが少しでも安心してブラック企業を辞めるきっかけになれば幸いです。