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映画

映画「パーフェクト・トラップ」観たので感想かくよ。ネタバレあり

フィルム

(2019年7月12日初稿)

 

先日Amazonプライムを物色しているとなんとなく惹かれたので観てみました。

なんの前知識もないままでしたが、タイトルの「パーフェクト・トラップ」から察するに、トラップ好きの快楽殺人犯が人を殺しまくる映画だと思っていました。

そしたらまさかの。。。。

 

そのまんまの映画でした(笑)

 

なかなかおもしろかったのでレビューしたいと思います。

 

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概要

 

「ソウ」シリーズの脚本家コンビ、パトリック・メルトンとマーカス・ダンスタンが送り出した「ワナオトコ」の続編。

進化した“罠”が満載のソリッド・シチュエーション・スリラー!

友人の誘いで、怪しげな地下倉庫で催されるダンスパーティーに参加したエレナ。

しかし、そこは殺人トラップが仕掛けられた恐怖の館だった…。

切り刻まれて惨殺される人々の間を逃げ惑い、箱の中に閉じ込められてしまったエレナは、そこから恐ろしい光景を目撃する。

エレナの父は娘を助けるために捜査チームを組織するが、“ザ・コレクター”の罠から生き延びたアーキンにも参加するよう伝える。

“罠の館”に向かったアーキンと捜査チームは、エレナを救出できるのか!?

引用:allcinema ONLINE

 

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感想

頭を空っぽにして楽しむ系の映画なのであまり考察とかしてもしょうがないのでね、

今回は単純に感想を数点書いていくことにしました。

 

犯人のモデル

トラップを駆使して人を殺していくという部分では「SAW」のジグソーに似ているなーと思っていたら脚本家は「SAWシリーズ」を手掛けた方みたいですね。

ただSAWのジグソーと大きく違うのは、パーフェクト・トラップの犯人は犠牲者を生かせる余地を全く与えないということですね。

その部分的には、SAWの4からの感じに似ているなーと思っていたら、今回のパーフェクト・トラップの脚本家はSAW4からの人みたいですね。

どおりで。

SAW4以降の犯人と同じく、パーフェクト・トラップの殺人犯には「ゲーム参加者に生の喜びを認識させる」という目的はありません。

ジグソーは、ゲーム参加者がミッションをクリアしたら生かす。

パーフェクト・トラップの犯人は、いろんな罠でとにかく殺したい。

ということで全然違います。

なのでこのパーフェクト・トラップの犯人とジグソーとの共通点は、ただトラップを使っているということだけでした。

つまりジグソーのような哲学が見えず、ただの殺人マシーンであり、死体コレクターなので、内面が見えずただのモンスターとして描かれていました。

終始犯人の顔が見えないようにしていたし、犯人の内面を描写しようともしていなかったので、犯人を殺人モンスターとして描いていたのは意図的なものだと思います。

昆虫や動物や人間の死体を集めるコレクターとしての面も描かれていましたが、そういった習性は単に犯人の異常性を強調させるためのキャラ付けであるように感じました。

ただの死体の収集家ではなくて、死体をつなぎ合わせて人体改造も行っていたので、そういった部分は実際にいたエド・ゲインという殺人鬼をモデルにしたのかなと思いましたが、それもただの猟奇性を印象付けるもの以上の機能は果たしていなかったように思います。

ちなみにエド・ゲインについてのリンクを貼ろうと思いましたが、気持ち悪くて萎えたのでやめました(笑)

興味のある方はご自分でググってくだせい( ;∀;)

 

B級スプラッタ映画の良作

先ほど殺人犯の内面が描かれていないと述べましたが、別にマイナスな意味ではありません。

というのが、この作品はホラーや人間ドラマの濃密なサスペンスという枠組みではなく、楽しいスプラッタ映画だからです。

この映画の魅力は、特殊なトラップによって人がバッサバッサと殺されていく様を見ることです。

つまりは犯人の内面や被害者たちの人生を追うものではありません。

この映画の主役は「殺人装置」や「人がトラップで殺される様」であり、決して犯人や主人公のエレナではありません。

だから同じ猟奇ものであっても、SAWやハンニバルみたいなものを期待していると肩透かしを食らうかもしれません。

この映画は、何も考えず殺人トラップを見て楽しむ映画です。

それ故に、犠牲者をだますトラップや殺人装置のギミックは素晴らしいですし、映像もきれいです。

ホラー映画などにありがちな遅い展開もありません。

テンポよくポンポン人が死んでいくので、観ていて飽きませんし、登場人物を深堀りしないので、何も悲しくもありませんし、あんまり痛そうに見えません(笑)

むしろ殺される人たちにあんまり感情移入させることなく物語が進むので、犯人視点で映画を観ることこそこの映画の楽しい見方なのかなとも思うくらいです。

むしろ犯人を主人公にしてほしかったくらいですね。

そうするとわかりやすくまっすぐに殺人シーンを楽しめるのではないでしょうか。

犯人を主人公にかえるだけでかなり笑える仕上がりになると思いますね。

建物のなかにトラップを張り巡らせるので、ホームアローンのスプラッタ版みたいな感じになるでしょう(笑)

パーフェクト・トラップの犯人を子供の主人公にしてコメディー色を強くしたらホームアローンになりますからね。

 

どうせなら殺人ギミックのオンパレードに

これは完全に僕の独断と偏見ではありますが、殺人の方法で観客を魅了したいのであれば、もっといろんな殺人ギミックがあってよかったのではないかと思います。

結局、犯人はコレクターなので、殺人方法に制限が出てしまいます。

コレクターなので、ある程度死体の保存を考えないといけないからです。

といっても保存できないくらいむちゃくちゃに殺されている人もいましたけどね。

保存を考えないとしたら、水責めや毒殺も考えられたでしょうし、もっと爆殺や火あぶりもできたし、猛獣に食わせることもできたはずです。

そういった意味では、コレクターという猟奇性を強調するための設定が死体の保存を前提にしているため、逆に邪魔になったのではないかと思われます。

でもスプラッタ映画好きとしては、可愛い女の子が鉄の処女に挟まれて死ぬシーンが見れたのでまぁ良いとしましょう。

もしかしたら火あぶりはSAW2でやったので脚本家的にはもういいかなと思ったのかもしれませんね?

でも、殺人ギミックのバリエーションが少なかったと言っても、冒頭の天井から降りてくる大型草刈り機みたいな殺人マシーンとか面白かったですね。

いったいフロアの天井にどうやって運んでどうやって取り付けたんと、犯人の工作意欲と情熱に頭が下がる思いです。

犯人は昆虫学者なのですが、エンジニアとしても優秀そうです。

あと犯人が自分で仕掛けたトラップに引っ掛かりそうになりながらトラップを避けて犠牲者たちを追う姿がなんだか可愛くて面白かったですね(笑)

 

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頭を空にして観てください

この映画はスプラッタ映画好きが何にもすることがない暇なときに酒でも飲みながら頭を空にして観るのには最適な映画です。

そういうスタンスで観る分に関しては面白い映画なんじゃないでしょうか。

内容が深みがないからダメというわけではありません。

食べ物だって同じで、ポテチとかカップラーメンが食べたくなる時だってあるじゃないですか。

手の込んだ料理じゃなくたって、コショウぶっかけただけの肉が激ウマだったりするじゃないですか。

映画も同じです。

この映画は良い感じのジャンクフードです。

観たからって為になったりとか何もありませんが、楽しい映画ですよ。

たまにはそういうものも必要なのです。

 

 

 

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ヒロ

事業会社でリモートでマーケターやってます。このブログは主に力抜いて思うことを書く場としています。たまにマーケティングのノウハウとか書きます。

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