スピーカーはジョシュ・カウフマンさんという、ソウルシンガー・作曲家・作家さんです。
トークテーマは「あらゆることをサクッと学ぶ方法」です。
約20分もある動画なので要約すると
・新しく何かを学ぶ時、20時間でその分野の素人以上玄人未満になれる。
・何かを学ぶ時の1万時間の法則は間違って伝わった嘘だから気にしないでOK。
だから新しく何かを学びたいとき、億劫に考えずにとりあえずやってみよう、ということなんですね。
なんだか勇気を貰えた気がします。
詳しく解説していきましょう。
1万時間の法則の嘘
何かを学ぶ時には1万時間必要という法則を見たことがあると思います。
それによって新しいことを学ぶのに尻込みしてしまった方もいらっしゃるかもしれませんが、実生活に置き換えて考えると、何かを学ぶ時に1万時間もいらないことがわかるでしょう。
1万時間といえば、フルタイムの仕事の約5年分です。
それだけしないと何も学べないのかといえば、そうではないですよね。
毎日5-6時間学んで習得に5年もかかる技術なんてなかなかないでしょう。
世の中でこの法則が有名になったのには理由があります。
本当は、「学ぶ分野のトップレベルになるのに約1万時間必要」という研究結果が、巡りめぐって
「何かを学ぶのには1万時間必要」
という間違った伝わり方をしてしまったのだそうです。
20時間の法則
人が何かを新しく学ぶ時、最初は上手く行かずにものすごく時間がかかります。
しかし少しずつ時間をかけて知識とスキルがついてくると、そのあとのスキルが安定して成長が緩やかになります。
そこがいわゆる「そこそこ上手くなった」時点なのですが、そこに行くまではだいたい20時間でOKだとカウフマンさんは言います。
20時間というのは1日45分で1か月です。
十分可能でイメージしやすい範囲ですよね。
しかし20時間適当にやっているだけでは身につきません。
最短時間で学ぶためには、20時間を効率的に使う必要があります。
1 習得したいスキルを分割する
習得したいスキルを限定することが大事です。
習得したいスキルを分解すると自分が何をすればいいのかがわかってきます。
そうすれば効果的な練習方法をも分かってくるのです。
重要なスキルから先に学んでいけば、最短でスキルを習得できます。
2 自己修正できるだけ学ぶ
何かを学ぶ際に教材をたくさん買い込んでしまっては、自分の手に負えなくなってしまいます。
必要な教材は2-3冊だけ、自分のコントロールできる範囲で取り組みましょう。
例えば「この20冊を読んだら実践し始める」と言ってすぐに実践から始めないのは先延ばしでしかないとのこと。
それよりも実践しながら学ぶのが手っ取り早いとのことです。
自分でも確かにそう思います。
僕は株式トレードの本を74冊読んでから口座開設をしたのですが、明らかに時間の無駄でしたね。
それよりもさっさと口座開設して失敗しながらも学んでいけば良かったと思います。
3 練習の邪魔になるものは取り除く
ネットやテレビは本腰を入れて取り組むための邪魔にしかならないとのこと。
確かにそれはそうですね。
特にテレビは情報を得るためには遅すぎて向いていないし、CMなどの無駄が多すぎます。
昔の僕はテレビっ子でしたが、今ではテレビはただの時間吸引機としか思っていません。
4 最低でも20時間は取り組む
多くの学びには苛立ちの時間というのがあります。
最初のうちにはスキルがゼロなので、何も上手く行きません。
しかしとりあえず20時間は練習するという気持ちでいれば、最初に立ちはだかる苛立ちの壁を越えられます。
以上です。
これが20時間学んでとりあえず素人以上になるコツです。
最後に
新しく何かを学ぶことで一番妨げになるのは方法論でもなく、感情的な問題です。
学びたての頃、何も上手く行かず自分がバカのように感じられるでしょう。
その劣等感や恐怖を味わいたくなくて、新しいことを学ぶのに尻込みしてしまう人はたくさんいると思います。
しかし20時間一応してみようと決めれば感情的な障害は小さくなます。
ここからは自分の話になりますが、僕は継続させたい物事があった時に、それをルーティンに組み込んでいます。
・筋トレ
・ブログ
・Twitter更新
・ブログネタ出し
・読書
などは(2019年5月)現在のルーティンです。
ルーティンは必要に応じて変化OKです。
ルーティンに組み込むことによって、機械的に作業を進めることができますので、感情に左右されることがありません。
ルーティンのフォーマットをスマホのメモに作っておいて、前日に具体的に明日やることをスマホにメモしておくだけです。
詳しくは別の記事に書いています。
いかがだったでしょうか。
今回紹介した動画はモチベーションアップにとって良い動画だったのではないでしょうか。
また何か良い動画がありましたら紹介したいと思います。
カウフマンさんの著書はこちら。
おすすめです。