
そもそもマーケテイングもよくわからないけど、販売と同じようなものなんじゃないの?
↑本記事ではこういったお悩みにお答えしています。

事業会社のマーケテイング責任者として働きながら、個人でこのWebサイトの運営もしています。
高度経済成長期やバブル時代ではありえなかったことですが、日本の経済が世界のトップから落ちてきてようやく、マーケティングの大切さに気付き始めた人が日本人にもたくさん出てきました。
今より物がなかった時代はある程度作れば売れるという市場でしたが、現代は【良い物があるのが当たり前】という時代になったので、マーケティングが出来ていなければ売れません。
だからこそマーケティングの重要性が浮き彫りになってきたと言えるでしょう。
目次
マーケティングと販売の違いを解説
こんな人におすすめの記事です
マーケティングの初心者
マーケティングをざっくり知りたい
マーケティングと販売の違いを知りたい
読むメリット
マーケティングと販売の違いがわかる
マーケティングがシンプルに理解できる
結論
マーケティングと販売は真逆の概念ということがわかればOKです
そもそもマーケティングはシンプルに言うと何?
そもそもマーケティングってなに?というところなんですけど、マーケティングって横文字だからかなんかよくわかったようなわからないような気がしますよね。
ということで直訳してみましょう。
Market=市場
Marketing=市場調査
ご覧の通り、マーケティングとはシンプルに言うと市場調査のことですね。
なのでマーケティングってなに?と0知識の人に聞かれたときには「まぁ、市場調査のことかな」くらいに言っておけばOKです。
他にも市場・顧客・競合他社・自社などの分析も必要ですが、とりあえず聞かれたら市場調査でOKです。
マーケティングと販売の違い
では本題のマーケティングと販売の違いに行きましょう。
マーケティング
視点が外向き
発想の始点はお客様ニーズ
市場調査→商品開発
人に求められる
マーケティングを一切考えない販売
始点が内向き
発想の始点は自社都合・自社商品
商品開発→市場調査
自己満足になってしまいかねない
なんとなくお判りいただけましたか?
つまりマーケティングと販売は真逆の概念ということです。
マーケティングがない経営を旅に例えるととどうなる?
もうちょっとわかりやすくするために、マーケティングのない経営を旅に例えるとどうなるのか?ということについて考えてみましょう。
マーケティングのない経営を旅に例えると。。。
目的地もわからない
方向もわからない
行く手段もわからない
どれだけ時間と距離がかかるかもわからない
でも頑張れば良いところまでたどり着けるんじゃない?と思っているのと一緒です
こんな感じです。
マーケティングがなかったら
こういったことから、実際のビジネスにおいてマーケティングを考えないと、どんなことが起こってしまうのでしょうか?
マーケティングを考えないビジネスにおいて、恐ろしいことはたくさんありますが、その中でも恐ろしいのは、
【お金と時間ばかりかけて誰からも必要とされないものを作ってしまう恐れがある】
ということです。
例えばめちゃくちゃ甘い牛肉とか、作れたら技術的にはすごいですよね。
たくさんの開発費と時間がかかると思います。
でもそんなもの作っても、経営が安定的に成り立つほど人から求められるでしょうか?
物好きや甘い物しか食べられない人からのニーズはあるかもしれませんが、需要が少なすぎてビジネスとしてやっていくのは無理でしょう。
甘い牛肉は極端な例かもしれませんが、似たようなことは往々にしておこってしまうのです。
特に技術に自信のある企業ほど。
マーケティングを考えない製造業あるある
先に極端な例を出しましたが、マーケティングを考えない製造業ではこういったことはあるあるなのではないでしょうか。
開発部門は「すごいものなんだから売ってほしい!」と思っているのに、
営業部門は「売れるものを作ってほしい!」と思っている。
どんなすごい技術を使っていても、人から求められなければ売れないのです。
すごいと売れるは違う
すごいものであれば売れるでしょ?と思うかもしれませんが、そういうわけではありません。
タレントの武井壮さんは、陸上の競技十種競技の元日本チャンピオンです。
明らかにすごい身体能力ですよね。
身体能力的にはプロ野球選手とかわらないか、もしかしたらそれ以上かもしれません。
でも彼は十種競技で日本チャンピオンになっても、食べていくことはできなかったそうです。
なぜなら、陸上の十種競技は、選手が食べていけるほどの市場規模ではないからです。
需要が小さすぎたのです。
つまり多くの人からは求められていなかったということです。
マーケティングを考えなくても売り上げがあがることはあるがそれはたまたまです
もちろん、マーケティングを一切考えなくても売り上げが上がることはありますが、それはたまたまです。
たまたまとはこういうことです。
継続性が低い
売り上げが安定しない
再現性がない
ラッキーパンチ
なんで売れたかわからない
この中でもなんで売れたかわからない、というのが怖くて、結局なんで売れたかわからないと、過去の成功例に縋りつき時代の変化に取り残されて衰退してしまうということなんですね。
マーケティングが無ければ需要と供給が合いません
マーケティングが無ければ需要と供給が合いません。
身近な例でみてみましょう。
例えば奥さんの誕生日です。
本当に奥さんが欲しかったもの
旅行
おいしい料理
くつろげる時間
旦那さんがあげたもの
奥さんの趣味じゃない時計、アクセサリ、服
こんなことよくないですか?
旅行に行ったとしても
山奥じゃなくて海が見える場所がよかった
洋室じゃなくて和室がよかった
中華じゃなくて和食がよかった
こんなことになりかねません。
人のニーズは事細かいのです。
聞けばいいじゃん!と思うかもしれませんが、往々にしておこること。
全てはコミュニケーションの欠如です。
身近な人でさえこんな感じなら、顧客のことなどわかるはずがないですよね。
2500年前の中国の兵法家:孫氏
孫氏はこういった言葉を残しています。
彼を知り己を知れば百戦殆うからず
(かれをしり おのれをしれば ひゃくせんあやうからず)
「戦いに勝とうと思うなら、まず相手のことを知らなくてはならない。相手を研究し、自分の得意・不得意についてよく理解すれ ば、どんな戦いでも勝つことができる」
大昔から戦もビジネスも人間関係も、まず相手を知ることから始まります。
マーケティングを学びたければ
いかがでしたか?
マーケティングがなんとなくでもおわかりいただけたでしょうか。
マーケティングを理解するためにも、オンラインのWebマーケティングスクールの記事も書いていますので、参考にしてみてください。
それでは今日は以上です。
この記事で少しでもマーケティングに親しんでいただければ幸いです。
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