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忘れられない傑作主観映画 イザベル・カレー主演【視線のエロス】の思い出

今日は僕の忘れられない映画、「視線のエロス」の話をします。

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映画の概要

1997年公開のフランス映画です。

原題は「La Femme défendue」

直訳すると禁じられた女といったところでしょうか。

邦題とはえらい違いですね(笑)

英語版では「The Banned Woman」なので、原題に忠実に訳されていると思います。

今が2019年4月14日なのでもう22年前の映画です。

監督はフィリップ・アレルですが、フィリップ・アレルは主演も務めています。

といってもほぼ声のみの出演で、主に出演しているのは女優のイザベル・カレーのみです。

他には男性の妻役の女性がちょっと出てくるのと背景として通行人が出てくる程度です。

102分の映画なのですが、その間執拗にイザベル・カレーを映し続けるというかなりフェティシズムをあおる異様な作品です。

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内容

全編を通して、主人公の男性からの視点のみで物語が映し出されます。

妻子ある身でありながら22歳の女性ミュリエルを不倫に誘う39歳の中年男性フランソワと、フランソワが妻子持ちであることを知りながらも不倫の道に溺れていく美しいミュリエルとの濃密な経過を描いています。

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情報がない

普通映画についてブログを書く場合は購買につながるようにするのが当たり前の流れなのかもしれませんが、この記事ではそうではありません(笑)

この記事は僕の自己満足のために書いているようなものです。

というのも、この「視線のエロス」は元々VHS版しかなく現在廃盤になっており、手に入れる方法はAmazonなどのネット通販で中古品を購入するしか手に入れる手段がないからです。

個人的にはビデオ再生機を購入すればいいのでしょうが、今はそのつもりはないためこの記事のタイトル通り「思い出」を語るだけになってしまっているのです。

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映画との出会い

そんな思い出の映画との出会いは僕が8歳くらいの頃だったと思います。

父と旅先のホテルに宿泊していた夜中、目が覚めてしまった僕はテレビをつけました。

なんとなくザッピングしていると、美しい白人女性が目に留まりました。

暗く怪しい雰囲気の背景に浮き上がるように映し出される美しい女性に、僕の目は釘付けになってしまいました。

全編通して美しい白人女性のみを映し出すこの映画を観ながら僕は、子供ながらに強いエロスを感じたのを覚えています。

子供の頃に1度しか観ていないのに30歳の僕がいまだに強く覚えているのです。

それだけ当時のインパクトは強いものでした。

観た当時は映画のタイトルを忘れてしまった僕ですが、内容だけは強く覚えていたので、ネットを使い始めてから「男性主観 フランス映画 女性のみ」などのクエリで必死こいて探し当てた記憶があります(笑)

偶然か運命か、「視線のエロス」という映画であるということを突き止めた僕でしたが、DVD化されていないことも判明し、絶望したことをよく覚えています(笑)

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好きなところ

読んでいてもうお判りでしょうが、この映画の好きなところを語ります(笑)

イザベル・カレーの美しさ

102分の映画だというのにずっとイザベル・カレーばかり映っているのですが、彼女にはそのスーパーウルトラロングショットに耐えうるどころか観るものを引き付ける美しさがあります。

むしろ彼女以外の余計なものを排除しているのがこの映画の良いところで、中年男性が若く美しい女性との不倫にドンドンのめり込む様子を追体験できます。

おそらくは僕が白人女性を好きになった原因の1つだとは思いますが、それが縁となって後に英語学習をしたり留学をすることになるので、人間とは業の深い生き物なのだとつくづく思います(笑)

イザベル・カレーは1971年生まれのため2019年現在は48歳なのですが、今でもその美しさは健在です。

ちなみに映画時点では25歳前後でした。

言葉巧みに女性を不倫に誘うさま

若干ですが劇中にはベッドシーンも含まれるので、よくよく考えればやっていることは完全主観もののAVのようなものなのですが、多くのそれと異なるのは言葉巧みであることです。

陰鬱な雰囲気のなか放たれ続ける男性の言葉は、様々な欲望が絡みながらも非常に正直で直線的で情熱的なものです。

言葉の贅を尽くして愛を語るのは日本の恋愛にはあまり見られない傾向のため、異文化を感じられると思います。

それだけでも観る価値はあると思います。

「裸を見るだけだ、触らないよ」とかなんとか言いますが「恋愛感情なしで寝よう」と言い、ふたりはベッドインします。

不倫が悪いなどと思わない身勝手な男性の甘い誘いに、心にさみしさを抱える女性ははままってしまい、男性を独占したくなっていきます。

直接的な性行為の描写はあまりありませんが、ふたりの会話自体が前戯であり性行為のようなものです(笑)

ものすごく自己中心的で言葉巧みな男性主観のため、サイコパス研究のひとつとして考えても面白いかもしれません(笑)

まとめ

巧みな構成もなくひたすら女性が映り続けるだけのスローテンポな会話劇のため、観る人によっては退屈を覚え「この映画の何が面白いの?」と思うのもわかります(笑)

この映画には強いエンターテイメント性はありません(笑)

この映画はただのふたりの男女の会話の記録なのです。

だからこそものすごくマイナーな映画なのですが、そんな「視線のエロス」が僕は大好きです。

すんごく尖った映画なので、人によって合う合わないがあると思いますが、個人的にはDVD化もしくはAmazonプライム配信されることを切に願うばかりです。

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ヒロ

Webマーケティング会社でマーケターやってます。自社とクライアントのメディアのグロースやってます。このブログは主に力抜いて思うことを書く場としています。たまにマーケティングのノウハウとか書きます。

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