大人でも子供でも、生き物を捕まえてペットとして飼うことは楽しい趣味です。
その中でも、昔から亀は人気の生き物でもあります。
お店で買うのもいいですが、自分で捕まえてくる子には、より一層愛着がわくこともあります。
しかし野生のカメを捕まえたいな、と思ってもなかなか方法がないものです。
亀はのんびりしているように見えますが、日光浴中に近づくと意外にもかなりの速さで逃げてしまいます。
水中にいる亀を捕まえようと思ったら、投網くらいしかないでしょう。
しかし投網はコツがいりますし、場所によっては条例などにより使えないこともあります。
「カニカゴを使うと良い」という情報をネットで見つけても、どうやって使うのかわからないですよね。
なぜならカニカゴを沈めておくと、罠にかかったカメは水面で呼吸できずに窒息死してしまいます。
せっかく仕掛けにカメが入っても、窒息してしまっては意味がありません。
しかし誰でもできるちょっとした工夫で、亀を窒息させずに安全なまま捕獲できるのです。
今回は、そんな簡単な亀捕獲用の罠の作り方を紹介します。
目次
カニカゴで亀を窒息させずに捕獲する簡単な方法
カニカゴで亀を簡単に捕まえるためには、ちょっとした細工が必要です。
少し工夫するだけで、簡単に亀を捕まえられるようになりますよ。
亀捕獲用カニカゴの作り方
↑カメじゃなくてウシガエル入っちゃってますけど。
カニカゴの中に餌を入れて水中に沈めておけば、確かに亀は入ります。
しかし亀は肺呼吸なので、水面に浮上できないと窒息してしまいます。
なら答えは簡単で、カニカゴを水面に浮かせておけば良いだけなのです。
亀用カニカゴの工作は簡単です。
普通のカニカゴの中に、空の500mlペットボトルを2本、括り付けておくだけなのです。
括り付けるための材料は釣り糸でも結束バンドでも何でもいいです。
カニカゴのなかに空のペットボトルを2本括り付けておけば、
それで十分にカニカゴは水面に浮くようになります。
そこまで出来れば、あとはカニカゴのなかに肉や魚の切り身など入れて、
カメの生息している川や湖にぶん投げるだけです。
一晩もすれば、亀が入っていることでしょう。
工作カニカゴにかかる費用
費用をまとめておきます。
といってもそんなに高価なものではありません。
カニカゴは1000円から2000円程度。
空のペットボトル2本は元々家にあれば無料ですし、なければ200円程度で調達できます。
カニカゴにペットボトルを括り付ける紐や結束バンドは量もそんなにいらないので100円もしません。
よって安くて1000円程度。
高くても2500円くらいでできます。
あとは亀をおびき寄せるためのエサ代くらいですね。
ペットショップに売っているゼニガメ(クサガメの幼名)などを買えば1000円くらいですけど、
カメを捕まえる楽しみ、使い続ければ何匹でも取れる再現性、
他の魚類や両生類や甲殻類など他の水棲生物も捕獲できることを考えると、
やはりペットショップで生体を買うよりも、
カニカゴを細工して捕獲する方が色々と得だと思います。
カニカゴの購入はこちらから。
結束バンドの購入はこちらから。
実際にカニカゴを使ってみると
上にも書いた通り、水面付近にカニカゴをぶん投げるといっても、入り口は水中にあるので、
魚も普通に入ってきます。
水面に浮かせていても、少し浅めの場所ならザリガニやカニなども入ってきます。
カメが入るとこんな風にお迎えできます。
かわいい。
うむ、かわいい。
捕獲したら最後までお世話しよう
自分で捕まえてきた生き物には特別な愛情がわくものですが、
カメは40年くらい生きるので、それを覚悟してちゃんとお世話しましょう。
小さい頃は臆病なだけの亀ですが、成体になると狂暴化する種類もいます。
特定外来生物に指定されているカミツキガメは飼育できませんので捕まえて飼育などもってのほかですが、
アカミミガメ(ミドリガメ)も大人になると狂暴で繁殖力の強い外来種として社会問題になっているので、
捕まえても絶対に逃がしてはいけません。
もしもクサガメやイシガメなどを捕まえるつもりで、ミドリガメを捕獲してしまった場合、
逃がさずその場で殺すなどの措置を行ってください。
それができなければ周辺に外来生物の回収ボックスがある場合はそこに入れたり、
動物園などで回収してくれるならそこに頼みましょう。
他にも、これは兵庫県明石市の場合ですが、引き取ってくれるケースもあるので、
諸事情によりカメが飼えなくなったら行政機関に相談するのもいいでしょう。
ペットショップで引き取ってくれることもあります。
飼いたい人をTwitterなどのSNSなどで個人で探してもいいでしょうし、
こういったサイトで里親探しをするのもいいでしょう。
なので間違っても捕獲した・飼っていた亀を自然界に放さないようにしましょう。
もし亀を飼えなくなったら、
殺すか引き取り手を探す。
どちらもできなければ、そもそも飼ってはいけません。
一番いいのは、十分な環境で、生涯を共にしていくことです。
外来種を嫌われ者にしているのは人間のせいなので、
あなたが亀を好きなら亀を嫌われ者にしないで幸せな亀にしてあげるように、
余裕を持って飼育させていただきましょう。
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