好きな・おすすめの三島由紀夫の小説

みなさんこんにちは。

ひろです。

今日はみなさんに、僕が愛してやまない作家である三島由紀夫について話してみたいと思います。

といっても僕は彼の小説を趣味で読む程度の愛好家のため、研究者のようなマニアックな感じにはできません。

なので今日は過去の文学作品にも挑戦したいけど、何から読めば良いかわからないという方に向けて、

僕の好きな三島由紀夫の作品を3作紹介したいと思います。

 

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三島由紀夫のプロフィール

プロフィールに関してはここを読むよりwikiを読んでもらった方が詳しくわかると思いますので、

僕にとっての、僕が認識している三島由紀夫をちょっとだけ書きます。

 

本名は平岡公威(ひらおか きみたけ)1925年(大正14年)1月14日-1970年(昭和45年)11月25日(45歳没)。

戦後を代表する日本文学界の巨匠であり、

僕にとっては今まで存在した日本人の中で、最も美しい現代語で小説を書いた人です。

 

ノーベル文学賞の候補にもなり、大江氏が取ったのに三島由紀夫が取らなかったのはイミフ……とちらほら言われているようです。

ちなみに僕は大江健三郎氏も好きです。

 

ノーベル賞作家の川端康成氏とは深い親交があり、

インタビュー動画を見ても相思相愛だったのがうかがえます。

そんな川端氏は三島氏の割腹自殺の後、後を追うようにガス自殺されたとのこと。

 

三島氏の作品は、翻訳小説が海外にも広まっており、海外にも研究家・愛好家がいるようです。

英語が堪能で、綺麗なブリティッシュイングリッシュを勉強されていました。

それもあってか、海外メディアから取材された際には

流暢な英語で日本の武士道や文化、国際情勢について話され

僕の英語学習のモチベーションにもさせてもらいました。

 

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私が思う三島由紀夫の人物像

太宰治のことを名指しで嫌いと言っていたというエピソードがありますが、

僕はこのことを同族嫌悪だったのではないかと思っています。

 

太宰治がダメな自分を受け入れて開き直った人とするなら、

三島由紀夫はダメな自分を決して受け入れず、努力して強くなった人だと思います。

 

子供の頃は病弱で自分の貧相な体つきが嫌だったと語っていたのもあり、

ボディビルに目覚めて、強靭な肉体を手に入れていました。

 

美しいものへの強い憧れがあり、そのため美輪明宏氏との交流も深かったのではないでしょうか。

 

亡くなる前は自衛隊に体験入隊したり民兵組織の楯の会を組織したりと政治的な活動をされていましたが、

僕にとっては興味の薄い部分です。

僕はシンプルに彼の美文が好きです。

 

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文章のすばらしさ

先にも書きましたが、僕は三島氏の文章が好きです。

個人的には一番美しい文章を書く人だと思っています。

 

その才能は小学生の頃からすでに発揮されており、

学習院時代(14歳くらい)の、5年年上の先輩との間で交わされていた書簡集が発売されているのですが、

読んでみると語彙力・表現・精神性ともにレベルが高すぎて笑っちゃいます。

 

比べるのもおこがましいですが、僕は自分の中高生の頃と比べて絶望しましたね。

すごすぎて笑っちゃいます。

 

成熟した三島の小説も良いですが、中高生の頃に書いた書簡集も面白いので、

興味がある方は読んでみられると良いと思います。

 

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作風

多く読む人ほど多く美しく書くという泉鏡花の発言に同調していることもあり、

三島氏本人が相当な読書家だったそうです。

日本の古典文学だけでなく、海外文学は原書を読んでいたそうです。

そういった読書経験もあってか、耽美な日本文学の影響と、

構成の妙のある西洋文学の影響も受けていると思います。

構造的に神話を元にしたものも多く、生と死、精神と肉体などをテーマにした作品が多いのも特徴です。

 

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私が好きな代表作

・禁色

・仮面の告白

・午後の曳航

・命売ります

・永すぎた春

・夏子の冒険

・不道徳教育講座

・潮騒

・金閣寺

・春の雪

・美しい星

・十代書簡集

・作家論

・レター教室

などなど。

 

硬いイメージとは裏腹に、SF(美しい星)やギャグ混じりの物(命売ります)など、

ジャンル幅広い印象です。

 

 

長々と失礼いたしました。

ではここからは私がおすすめする3作品を紹介したいと思います。

 

個人ベスト3

以下からは僕が選ぶ三島由紀夫のおススメ3作を紹介します。

 

第3位 金閣寺

三島が31歳の時に発表した作品です。

え、今の僕と同い年(笑)

凄すぎて昇天しちゃう(笑)

 

まあそれは良いとして。

言わずと知れた名作ですね。

三島由紀夫の代表作というだけでなく、近代文学の代表作といってもいいでしょう。

実際の事件をモチーフにしているようです。

どもりがあるためにコンプレックスを持ち続けて生きてきたコミュ障の青年が、

僧侶である父から金閣はすごいと言われて育ちましたが、実際に見るとそうでもなかった。。。

というところが最初の大きな流れです。

 

細かなあらすじを書いてしまうと長くなりすぎるし本を読む意味が薄れるので、それはやめときます。

僕が好きなシーンは、金閣寺を燃やしたあと煙草を吸いながら生きようと思う所ですね。

カタルシスがあります。

他には若い陸軍士官が寺の茶室で授乳プレイをしているところと、

娼婦を抱こうとすると目の前に金閣寺が現れるところですね(笑)

 

第2位 潮騒

山口百恵と三浦和義夫妻が共演したことで有名な作品です。

 

古代ギリシアのダフニスとクロエに着想を得て書かれたようです。

 

恋愛物語の王道と見る人もいると思いますが、

とても神話的な作品で、初めから神様がいる場所の描写が印象的です。

 

豊かな自然の描写や自然の恩恵を受けて生きる人々の生活が書かれています。

神様に愛されている人たちの話ですね。

 

暴漢となった恋敵を蜂が刺して追い払うシーンに見られるように、物語の根底に人以外の力が働いているのが特徴的です。

三島の小説はエロくてダークですがこの作品には暗いところがなく、とにかく爽やかです。

 

神様に愛される人たちってこんな感じなんだろうなぁ、という主人公たちです。

三島の好きな男性像が主人公になったという感じですね。

肉体的で野性味があって、あまり頭が良くないけど、爽やかで性格の良い主人公です。

自分の顔にコンプレックスがある女性に、気兼ねなく「なぁに、美しいがな」と言ってしまえる天然イケメンっぷりに、その女性はホクホクしたまま島を離れていました。

僕の好きなシーンです。

 

あとはヒロインの初江の乳の描写がとても良いです(笑)

これでもかというくらい端正な美文で、初江のつぼみの開きかけた乳を長々と描写しているのですが、

めちゃめちゃ面白いです(笑)

 

あとはもう読んでくれって感じですね。

絶対面白いですから。

第1位 仮面の告白

100%趣味で書かれた小説です。

 

三島由紀夫が24歳の時に書いた作品です。

同性愛をテーマのひとつにしています。

僕が大好きな作品です。

 

この作品の文学的な価値は相当なものですが、僕がこの作品を好きなのはそういうことではありません。

先ほど100%趣味で書かれた小説ですと書いたように、

もう本当に三島由紀夫のエロでダークで危ない変態な要素がぎゅうううううん!と詰まっています。

 

私小説みたいなものらしいですが、どこまで作家本人の人生とリンクしているのかはわかりません。

 

あらすじは、主人公がホモを自覚して婚約者と別れてその後までですが、面白いシーンがありすぎる!(笑)

 

・まず幼少期に糞尿とりくみの男性に一目惚れするところも出だしから面白いですし、

・ジャンヌダルクを女だと知らされてキレるところも面白い(笑)

・あとは年上の同級生の少年のわき毛の描写の細かいこと細かいこと(笑)。

・さらに自分磨き(自涜)を覚えたとたんに猿みたいに自分磨きしまくるところですね。

海でも自分磨き。精虫を海に放ってスプラッシュしたそうです。

プールでおしっこ並みにたちが悪い!(笑)

さらには教室で授業中に自分磨き。

そんなやつ僕の中学にはいなかったぞ!(笑)

・あとはわき毛もさもさの年上の同級生に恋した瞬間の描写が少女マンガみたい描写なのがめちゃめちゃ笑いました。

ものすごく美しいシーンなんですけどね。

・あとは妄想のなかで男性の身体を料理に見立てて切り刻んでしまうところとかね、どんだけ変態やねんと(笑)

 

こういったもろもろのアブノーマルな精神と肉体の表現が多々あり、退屈しません。

 

それと一番素敵なのが、これらの異常な主人公の精神性や行動が、

非常に美しい文章で描かれているということですね。

その一点と作家の豊潤な知識により、一級の文学作品として昇華されています。

 

でも一番すごいのは、これを世に発表した24歳の三島由紀夫の度胸です。

自身のコンプレックスを最高の形で、その才能をもって芸術へと昇華させた例だと思います。

自分の心にコンプレックスやどす黒いものを抱えた人の作品は面白いですね。

 

くせがすごおおくない人の文章よりも、こういったくせがすごい人が書いたものの方が僕は好きです。

 

最後に

ええ、少しは楽しんでいただけたでしょうか。

まだまだ語り足りないところや僕の知識教養不足で伝えられなかったことも多々ありますが、

後は各々で補完していただき、素晴らしい読書体験のひとつとして三島由紀夫の作品を選んでいただければと思います。

 

読書体験は人生体験です。

あなたのこれからの読書体験が素晴らしいものであることを切に願っております。

それでは今日はこの辺で。

グッドバイ!(by 太宰治)

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HIRO

HIRO-BLOG運営者のヒロです | 元接客業なのに30代からブログを始めてWebマーケターに転職し、今では会社のマーケティング責任者で、採用にも関わっています。個人でブログも運営しています |「マーケティング×副業×転職×スキルアップ」などQOLを上げるための情報を発信中 | 中身は32歳妻子持ちのおっさんです | 【経歴】ブラック土木設計技師➡夜勤ホテルマン➡Webマーケター | 筋トレや熱帯魚が好き | プロフィール詳細

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