先日は留学すると決めてから交換留学試験に合格するまでの過程を書きました。
今回は実際にアメリカに行ってから授業が始まるまでのことを書きます。
目次
現地に着くまで
前の記事にも書いた通り、留学したい気持ちはあるが行動が伴わない怠惰なクズ学生だった僕は、準備に準備を重ねた面接でいい評価を得て1年間の交換留学生に選ばれたものの、勉強したつもりになっていただけなので英検3級レベルの英語力のまま自身の身をアメリカに投入しました(笑)
熊本の独り暮らしの家で荷造りを終え、関東に住む両親の家で1泊してから飛行機に乗りました。
約12時間のフライトを経験して、「もう2度と長時間フライトいや」と思いました。
1年後の帰りの飛行機でまた12時間近く拘束されることになるのですが、すでにそのことを心配していました。
何しろ長時間のフライトはお尻が痛くなります。
なるべくゆったりとした席を選ぶか、ドーンと寝てしまえるようにフライト前に疲れまくった方がいいですね。
空港にてトラブル
単純な話が、絶対に持って行かなきゃならない書類を忘れたんですよね。
それがないと入国できないみたいな。
自分の身分と留学先を証明する書類なのですが、家に置き忘れていました。
空港でその書類を係員に渡さなきゃいけないタイミングで、書類がないことに気づきました。
ムキムキの係員は完全に僕のことを怪しい目でにらんで、僕を待機用の部屋へ通しました。
30分くらい待っていたでしょうか。
空港の係員が留学先の大学と連絡を取ってくれて、僕はその場から解放されることになりました。
あれは人生のなかでもベスト5に入るミスだと思います。
なら他の4つはなんやねん、という感じなんですけどね(笑)
書類を忘れたことは、1年後に帰国した後、先生や先輩にめちゃめちゃ突っ込まれました(笑)
ご迷惑をおかけして本当に申し訳ございませんでした(笑)
恐怖
アメリカについた僕がまず思ったのは「日本語がねえ!」ということ(笑)
当たり前なんですけど、実際に体験するとものすごいインパクトでした。
「バカか!www」と思うかもしれませんが、体験すると違います。
はじめての異国の強烈さといったら。
一気に不安になりました。
そういえば高校時代バスケで他県にスポーツ留学したときも方言や人間性の違いに驚いたので、異国に行くのだから衝撃が強いのは当たり前なのでした。
視界内の景色に日本語がないってのはシンプルに恐怖でしたね。
英検3級レベルの英語力で留学した僕は異国というものを完全に舐めていました。
どうにかなるじゃろ?はどうにもなりません(笑)
それでもなんとか気力(笑)を駆使してホストファミリー(老夫婦)に出会い、彼らの車に乗りました。
ホストファミリー
正直いまではホストファミリーのことは名前すら覚えていません(笑)
自分が文字通り言語的にコミュ障だったこともあり、ホストファミリーの言っていることが断片的にしかわからなかったため、初期に深い関係を築けませんでした。
リスニングがある程度できるようになってからもそれが尾を引き、留学していた1年間でホストファミリーとは3回ほどしか会っていません。
他の留学生はもっと会っていたと思いますが、僕はそんな感じでした。
入寮
留学先とメールでやりとりしながら寮を決めていた僕、なんとか無事に学生寮につきました。
日本から送った荷物を受け取り、軽く説明を受けて部屋につきました。
ネットをつないだりしながら荷物の整理をしているとルームメイトが到着しました。
僕の部屋は2名部屋なのです。
ルームメイトは黒人のトトロみたいなデブのギーク(オタク)でした。
正直言って、アメリカのデブは日本のデブとはレベルが違います。
ケツが本当に木の幹みたいなんです。
よくドア通れたなと思いました。
しかもすぐにわかりましたが、僕のルームメイトは「独り言モンスター」だったのです。
パソコンを操作しながら何か大声で話すので最初は僕に何か言っているのかと思いました。
「どうした?」と聞くと別になんでもないよ、というのです。
それが1日中続くのでした。
試練の始まりを確信しました(笑)
後に彼は学内で有名な変人になりましたが、そのルームメイトが僕だということを知っている人はあまりいませんでした(笑)
それだけが不幸中の幸いでした(笑)
オリエンテーション
オリエンテーションがはじまりました。留学生は150名ほどいたのですが、それぞれ6名ほどのテーブルに分けられました。僕のテーブルには別の大学から来た日本人学生がいました。
せっかくアメリカに来たんだから日本人コミュニティーとは距離を取りたかった僕ですが、すぐに仲良くなりました(笑)
なぜならオリエンテーションの内容が2割くらいしかわからなかったからです(笑)
留学先にきても母国の人とかかわるかどうかは賛否両論あると思います。
留学前の僕は否定派でしたが、いまでは留学先の現地の学生(僕の場合はアメリカ人)ともたくさん絡んで日本人とは節度を保った付き合い方をしていれば、日本人と友達になっても悪くはないと思います。
ウエルカムパーティー
オリエンテーションの後、留学生のウエルカムパーティーがありました。
パーティーでは何人かスピーチしていたのですが、単純に「外国人ってすげえ」と思いましたね(笑)
いまでこそ職業上人前で話すことには慣れましたが、当時の僕には無理な相談でした(笑)
パーティー中、ウクライナ人留学生のタチアナちゃんと仲良くなったので、一緒に学校に帰りました。
留学中思いましたが、日本人というだけで割とウケがよかったです。
世界中に日本のアニメ・マンガ・ゲームなどから古い文化まで好きな人がいることを実感しました。
それを体験できただけでもいい経験になったと思います。
最後に
今回はアメリカについてからウエルカムパーティーまでを書きました。
次は授業やアメリカでの生活を書こうと思っています。
それではみなさん、さようなら。
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